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01: スマートバンクとN1インタビューと - ゲスト: 堀井翔太(@shota)

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(全46分)

オープニング

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takejune こんにちは。takejuneです。このポッドキャストは、デジタルプロダクトの作り手をゲストに迎え、いろんなことをお聞きして、ふむふむと知識を増やしていく番組です。パーソナリティの私はtakejuneといいます家計簿プリカB/43を運営するスマートバンクの創業者の1人としてプロダクトマネジメントとデザインを普段は担当しています。

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takejune プライベートでは2児の父として、週末は公園へのお出かけなどに勤しんでいます。また、何にでも広く浅い知識を持つサブカル野郎としても定評があり、漫画、ラジオ、酒、コーヒー、筋トレなどを趣味にしています。記念すべき第1回目の今回は、同じくスマートバンク創業者で代表の堀井翔太さんをお招きしています。

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takejune 堀井さんよろしくお願いします。

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shota よろしくお願いします。

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takejune はい、堀井さんってね、呼ぶこともなかなかないですけど

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shota ないですね。

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takejune 簡単に経歴と自己紹介の方お願いします。

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shota 堀井翔太と申します今日はよろしくお願いいたします。少し自己紹介すると、今年で36歳で京都出身です。特徴的なのは双子なんですね、僕は一卵性の双子の弟になります。

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shota 長いこと仕事してますけれども、最近気づいたのは、会社の代表やってもう10年ぐらい経つっていう。

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takejune 気づけば10年に

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shota そうですねどちらかというと、何か「もうある仕事」をするというよりは、何か「新しい仕事を作る」っていう仕事をやってるのが長いっていうのに最近気づきましたね。

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takejune 補足すると..僕takejuneと堀井さんはですね、かれこれ、10年ぐらいですかね、一緒にプロダクトを作っていて、主に堀井さんの方がビジネスを担当していて、私の方がプロダクトを担当しているというような関係性です。

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takejune 早速、核心(を突く)的な質問をいきなりいきたいかな...と思うんですけど。

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shota はい。

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takejune 好きな食べ物をお聞きしてもいいですか?

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shota それは核心的ですね...、改めてそんな聞かれたことないね。どうだろう。あんまりなんかも食に対するこだわりとかなくて、だいたいもう味の濃いものか辛いものが好きですね。ピンポイントだと、京都出身てのもあるんですけど、天下一品のラーメンはちっちゃい頃からずっと食べてたので、大好きですね

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takejune はい、よく食べてるイメージありますね

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shota 強いてあげるとそれぐらいかな。だいたいもう何でも美味しく食べれるんで、そうですね。何か辛いものであれば、だいたい好きですね。

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takejune 子どもみたいなね、好みですよね。

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takejune 趣味とかあるんですか?

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shota 趣味はですね、これも週末はだいたい何か本読んだりするか、あとたまにゲームするかっていう感じです。...いや、ゲームはたまにじゃないっすね。よくやるかな。ゲームは二つあってNintendo_Switchとかね、プレステ5とかプレステ4のなんかオンラインのゲームをやることもありますし、あとは家にボードゲームがいくつかあって、昔からボードゲーム結構よくやるので、趣味というほどやりこんでるかは別ですけど、ボードゲームとかも好きですね。結構、人と対戦するゲームは結構好きですね。オンラインゲームで人と対戦するのもそうですし、ボードゲームみたいな誰かとリアルに対戦するやつとかも結構好きです。

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takejune 意外とね、仕事の話をインタビューとかですることはあってもね、普段の趣味とか、プライベートの話はあまり聞くことはないかもしれないのでちょっと聞いてみました。

スマートバンク社について

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takejune 一方で会社のお仕事の方の話なんですけど、今、そうですね、私と堀井さんはスマートバンクという会社を一緒にやっているわけですけどこの会社名の由来とか、何かあったりするんですか。

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shota 会社名はですね。正直もしかしたら変わる可能性もあるという前提ではあるんですけれども、最初創業したときは、「バンキング」って(言葉は)元からずっと長いことあってそのお金を預かったりとか、お金を送金したりとか、お金管理したりとか、ちょっと路線変えるとお金を増やしたりとかっていう意味合いがあると思うんですけれども、何かそれをもっと前に進めるといいなっていうので、バンキングのところを文字ってスマートにっていう頭文字を最初につけて、スマートバンクという名前にしましたね。そういう意味では多少Smart HRとか、何かああいうのにインスパイアされたっていうのもあったりすると思います。

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takejune はいSmartNewsさんとかね

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shota SmartNewsとかね、そうっすね。

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takejune そのジャンルの真ん中の王道を行くぞっていう感じのね、名前にしましたね。

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shota そうですね。

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takejune あんまりまだ会社の雰囲気だったりとかそのどういう会社なのかみたいなことについて発信もしてないのでお聞きの方々はよく知らないかなと思うんですけど、スマートバンクってどんな感じの会社ですかね。

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shota どんな感じの会社...そうですね。メンバーはどうだろう。年齢で言うと、僕らがもう今年30代中盤ってのもあるんですけど、比較的高めの年齢のメンバーが多いですよね。あとエンジニアの方がやっぱり人数としてはどうしても多い会社かな。

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shota 雰囲気としてはやっぱりうちの特徴的だなと思うのは、みんなやっぱり背中を預け合いながら仕事してるフェーズなので、エンジニアがエンジニアの仕事とか、なんかビズデブだったらビズデブの仕事とか、デザイナーだったらデザイナーの仕事とか、一応決まった仕事とかあると思うんですけど、何かエンジニアがCSの仕事をちょっとしてくれたりとか、みんな自分の仕事の領域の枠を飛び越えて仕事をしてくれたりとか。

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shota あと自分の領域じゃないところも結構細かく見て、気遣いを結構よく発揮してくれてる気がするんで、そういう細やかな気遣いできるメンバーがすごいたくさん揃ってくれて、創業者としてすごくありがたいなっていうのが、いつも感じてますね。みんな本当に細かいボール拾っては、結構自分から率先して解決してくれたりとか「これ手伝いますよ」とか言ってくれたりするんで、なかなかそういう雰囲気をこのフェーズから作れるのないなって気がしたので、すごい嬉しい限りではあったりしますね。

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takejune 今、人数はそんなに多くないんですけども、結構人数以上の仕事ができるような感じがして、かなりチームワークがいい状態を保ってる感じはしますよね。

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shota そうですね。

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takejune これは何かたまたまそういうメンバーが集まったのか、そういうメンバーを意図的に集めていったのかいうと、どんな感じだったんですかね

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shota どうなんでしょうね、みんな多分もともとそういう気質を持ってたっていうのはあると思うんですけど、一つ例をあげるとすると結構夜の遅い時間とか週末とか、Slackとかで質問とかしたりとか、これ困ってるなみたいな投稿したとしても、誰かしらやっぱり反応してくれてボール拾ってくれたりするし。

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shota それは多分、初期の創業メンバーもそういうのを気にしてやってたりしますし、そういう行動を見て、自分も率先してやってくるような気質を持ってる人たちが、真似してやってくれたりしてるのかなって気もしたりするし、もともとあった土台に対して、みんなが共感して同じような行動をとってくれたりしてるのかなって気はしましたけどね。

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takejune 決して強制してるわけではないんですけど、なんかそういう感じの雰囲気ができていってるっていう感じですよね。

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shota そうですねあと結構コミュニケーションが、このフェイズだから当然っちゃ当然だと思うんすけど、みんなやっぱコミュニケーション能力すごく高いですよね。

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shota とにかく議論するときも建設的な議論をしようという意志がすごい見えたりするし、コミュニケーションを破壊するような行動とかを取るような人もいないんで、議論してもだいたい建設的にいい形で終わることがほとんどだなって気はしますよね。

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takejune そうですね。なんかそういうのもあって、割と誰でも例えば堀井さんだったりとか、私に対しても否定するような意見だったりとかも、今のところ気兼ねなく言ってもらえてるのかなっていう感じはしますよね。

プロダクト(家計簿プリカB/43について)

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takejune プロダクトについても知らない方がいるかもしれないんでお聞きしていきたいんですけど。今作ってるのはどんなプロダクトになりますか?

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shota 今作ってるのはですね、サービス名はちょっと変わった名前で、B/43っていう名前なんですけれども、家計管理、支出管理のアプリと、VISAのブランドプリペイドカードがセットになったサービスを提供していて、キャッシュフローマネジメントと言われてるような、日々の生活費の支出管理だったりとかに課題を抱える方に対して、上手く自分のお金が管理できるっていう、プロダクトを作ってますね。

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takejune 今回はどういうふうにこのプロジェクトを作っていったのかっていうお話をお聞きしていきたいかなと思うんですけど、その前にこのプロダクトを作るに至った経緯というか、何で作ったのかみたいなところを教えてもらえますか?

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shota はい。僕は結構プロダクトを作るときに、何かイシューベースというか気づきを得た上で、その気づきから何かそのユーザー抱えている課題のってどういうものがあって、その課題はどういう状況で発生していて、その課題って解決すれば、今まで...なんていうんでしょうね?

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shota 「無消費」って言葉をよく使うんですけれども、すごい特別なスキルを持ってたりとか、すごいたくさんお金を持ってる人しか解決できなかった問題とか、リテラシーが低いから、本当はもっと便利なサービスあるけど使いこなせなかったりするような課題を見つけて。

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shota そういうイシュー、気づきから得て、「問題が発生していて、それを解決すればもっとたくさんの人がハッピーになる」ような課題を、すごい細かく観察して見つけて特定するっていうのプラス、さっきみたいな広がりがどれぐらいあるかっていうのを見ながら事業を選ぶことが多いんですけど、今回のB/43の場合は、結構フリマアプリを長いことやってたこともあって、フリマアプリって若い方が結構使ったりとか、お金をすごいたくさん持ってる人というよりは、「時間はたくさんあるけどお金がない」っていうような状況の人が結構使うことが多かったのでそういう方たちが、インタビューだったりとか、使ってくださってる行動を見て、日々のキャッシュフローのマネジメントに結構苦労されてるなっていうのに気づいて、このテーマを選んだっていうのと。

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shota あとは、(takjeuneも)一緒にも行ったと思うんですけど、イギリスみたいなもう非接触決済みたいなのがもうバリバリに進んでる国に行ったときに、また新しい結構お金をデジタルで決済し続けると、やっぱデジタルでお金管理するような必然性というのが生まれてくるよねっていうのに気づいて、未来から逆算したときに、そういう課題が生まれてる人がもっと増えるだろうし、今からそういう問題を解決するのがいいんじゃないかと思ったのが結構大きかったと思いますね。

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takejune 「無消費層の開拓」だったりとか、「これまで一部の人しかできなかったことをできるようにする」みたいなところでいうと、キャッシュフローの管理っていうのはあったんですけど、今、一部の人はできてるけど、一部の人はできてないことみたいなことって、何か具体的にあったりしたんでしょうか?

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shota 僕がよく説明したりするのは、Instagramとかで、家計簿とかで検索すると結構まだ現金で家計の管理してる人とか、あとうまくやってる人たちはこれもよく話すんですけど無印のパスポートケースとかに、パスポートケースなんで外貨入れたりパスポート入れるところなんすけど、そこにお金を入れて管理したりとか。ラベルをつけて「今月の1週間分の食費」「2週間の食事」みたいなラベルを付けて管理してる人とか。封筒にお金を入れて管理してる人とかもいましたし。

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shota あとはN=1ベースでいうと、iPhoneのメモ帳に自分の口座の入出金を全部メモして、でプラスマイナス、プラスマイナスみたいな形で記録し続けて今月マイナスに振れないかどうかみたいなチェックしたりとかしてる人たちとかっていて。結構そうですねアナログな方法で問題解決してる人たちは、インタビューベースで言うと結構色いっぱいいたなっていうのを感じました。

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shota 家計簿アプリとか有名なのでいうとマネーフォワードさんとかZaimさんとか、すごい有名で便利なサービス使ってる方多いんですけど、中には銀行との接続できないから使ってないっていう人もいたりとか。使ってるけど、振り返って家計とか見たりしてはいるけど、実際やっぱ問題解決されてないみたいな。

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shota キャッシュフロー管理というよりはどっちかというと資産管理に近いような領域のサービスになってるところもあって、あんまりうまく問題解決できてないみたいなのは、インタビューベースだと結構聞いたり、見えたりはしましたね。

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takejune そういう意味では、「デジタル」で且つ「お金のマネージメントが上手く回ってる」って人たちはそんなにいなかったという感じなんですかね。

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shota そうですね。日本ってクレジットカードが結構多かったりすると思うんで、あと払いじゃない形で、ちゃんと予算だけを生活費の支出として管理して、しかも決済と紐づいてるみたいなものはあんまりなかったですね。(海外だと)デビットカードがその主体かなと思うんですけど、(日本は)あんまりデビットカードが普及してないので、そういうのもあるのかなと思いました

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takejune なるほどなるほど、ありがとうございます。

どのようにこのマーケットを選んだのか?

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takejune 聞いてる人の中には、おそらく起業家というか、堀井さんと同じような、スタートアップの代表のポジションの方とかもいらっしゃると思うんですけど、2回目の起業で、どういうマーケットテーマを選ぶかっていうところは、皆さん気になってるとこなのかなと思うんですけど。先ほどイシューで考えていくっていう話はありましたけど、何で改めて2回目の起業でこのマーケットを選んだのかっていうのは、教えていただけますか?

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shota そうですね。2回目の前に1回目の起業をしたときはフリマアプリってサービスで起業したんですけれども、このサービス自体は非常ニッチなエントリーから始めて、例えば女子大生とかね、女子高生とか女性がもう着なくなった服を売りたいっていうニーズに対して、それが売り買いできるマーケットプレイスのサービスを作って、それがたまたまインターネットで物を売りたいみたいな人って潜在的な顧客層としてすごくたくさんいたので、すごい大きい市場になったってサービスだったんですけど。理想的には、そのニッチなエントリーポイントから入ってすごくスケールするビジネスっていうのが選べれば一番いいなとは思っていて。

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shota 今のドメイン選んだのも、その前は「AngelPort」とかいくつか作ってたりはしたんですけど、サービスに関しては、さっきみたいなデイリーのキャッシュフロー管理に問題抱えてる方で、しかも資産の額もそんなに多くなく、マネーリテラシーもそんなに高くない方に対してプロダクトを提供して、そういう方たちって、僕の中では日本の地方とか行けば、すごいたくさん潜在顧客いるだろうなっていうのも思えたし、あとはどうスケールするかみたいなところも、そういう人たちが自分たちのプロダクトを使ってもらえば、ちゃんとお金の管理ができて、お金を貯めたりとか、あとお金を増やしたりするようなところとかもビジネスのマーケットとしては伸びしろとしてあるんじゃないかなと思ったのも、結構大きい意思決定であります。

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shota あとは未来から逆算すると、分もやっぱりキャッシュレス決済ってどんどん手段も増えていくだろうし現金の流通減ってデジタルで決済することが増えるとデジタルでお金を管理したいっていう、多分ニーズが高まると思いますしそれを多分まだ今メリットとして享受できてない人って結構いると思うんで。

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shota そういう人たちが結構「無償費」として大きく出てくるんじゃないかなと思ったってのはありますかね。

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takejune なるほど、マーケットとしても広がりがあり得るんじゃないかなというふうにも思し、未来はこっちの方向に行くだろうというところから逆算して考えたっていうところもあるっていう感じなんですね。

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shota そうですね。

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takejune ちなみに、先ほど、「AngelPort」(私も一緒に作ってたサービスでWEIN financial groupさんに譲渡したサービス)もありましたけど、他にもやりたいなとか気になってたマーケットだったりとかプロダクトみたいなとかもあったりしたんですか?

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shota 僕結構どんなサービスやるときも、N1インタビューしたりとか深掘りしながら作ることが多かったんですけど、あんまり今回に関してはそれ以外に深掘りしたいみたいなテーマとかあんまりなかったでね。今回お金のことに関して深掘りしたかったってのはやっぱりあの、フリマアプリ自体がお金を稼げるサービスだったりしたし、最後は楽天ペイとかお金を稼いだ後のお金を決済させたりするようなとこまでやってたり。

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shota フリマアプリ自体が、「物をお金に変えるサービスだった」っていう意味では何かFintechみたいな一面もあったので、そういう領域をもっと掘っていきたいなっていうのがあったっていうのが大きかったので、「AngelPort」とかは気付きからっていう意味で言うと、僕もエンジェル投資とかを始めたりしたので、そういう気づきから作ったりしたんですけど、あれをスケールするビジネスとしてやりたいかというとそんなことはなかったってのがあったりしましたかねー。

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takejune そういう意味ではフリルラクマをやっている中での洞察だったりとか、延長線上に考えているプロがプロダクトでもあったりする感じなんですよね。

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shota そうですね。

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takejune 単純にやってみたいな、楽しそうだなっていうのもあったって感じなんですかね。

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shota そうですね、なんか体験として大きかったのはやっぱり、一緒にも行きましたけど、やっぱイギリスにねトータルで1ヶ月以上僕は行っててたと思うんですけど、なんかあっちって世界が違ったというか、金融とか決済みたいな側面で言うと、非接触決済がもうバリバリに普及してて、もちろん現金ちょっと持って行ったんですけど、マジで一切使わずに帰ってこれたみたいな体験が結構大きくて。

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shota やっぱり日本と比較すると、体験としてはかなり大きい差があったので。衝撃的だったし日本もいずれそうなるとすると、その差分を埋めたりするようなプロダクトとか、自分たちも向こうで困ってたことが日本にも来るとすると、そういう事業を張ったりするのはやっぱいいんじゃないかなと思ったのは結構大きかったですね。

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takejune なるほどなるほど。ありがとうございます。ちなみに我々が起業した2019年ぐらい。今も続いてるかなーと思うんですけど、世の中的にSaaSのサービスが、評価されやすかったりとかそのマーケットとしては大きくなっていったりしている中でB向けの事業とかに関してはそんなに興味を持ったりとかはしなかったんですか?

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shota 僕結構、事業に変な意味でこだわりみたいなそんなになかったり(するので)。最初にやってた時は広告事業とかしてたんで、別にB向けの事業が嫌とかっていうの全くないんですけど、今回やっぱりB向けの課題をそんなに掘れなかったってのは結構あったりすると思うんですけど。

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shota そもそも、イシューベースで何か事業とかサービス作ろうと思った時に、B向けでちょっと困ったようなこととかって特定できなかったってのはあるんですけど。やっぱりフリマアプリの成功っていうとちょっとおこがましいですけど、成功体験が大きかったのでコンシューマー向けで大きいマーケット狙いのビジネスに、2回目起業するならやっぱりチャレンジしたいって気持ちが強かったんじゃないかなって気はしますけどね。

N1インタビューについて

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takejune 先ほどもお話があったようにですね、プロダクトを作っていく中で、N1インタビューと呼ばれるような、別の言い方で言うとデプスインタビューとか、いろんな言い方あるかなと思うんですけど、実際の顧客だったりとか、見込みユーザーになりそうな人に対して、深堀していくようなインタビューをよくやっていらっしゃるかなと思うんですけど、N1インタビューっていうのはいつからやり始めたんですか?

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shota N1インタビューはもうこれ、時を遡るとフリマアプリ作ろうとしたときなんで、2011年とかなのかな。最初にちゃんとやりだしたのは多分2011年からだと思うんですけど、最近よく思うんですけど、昔から僕、営業の仕事とかも長いことやってたりしたので、人の話を聞いたりする仕事とかは結構長いことやってて、そういう意味では人の話聞いたりとか、インタビューに近いようなことは、社会人になってからずっとやってたっていうのはありますかね。

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shota ただサービスを作るときの顧客インタビューみたいな視点での...っていう意味だと2011年の、6月とか7月とか、「起業しようか」って思いだしたときだったんでそっからのタイミングじゃないすかね。

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takejune 今でこそユーザーインタビューとかUXリサーチみたいな言葉っていうのは、割と一般的になりつつあるんですけど、2011年当時はそんなにやってる人が多かったわけじゃないと思うんですが、それをやり始めたようなきっかけだったりとかっていうのはあったりしたんですか。

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shota そうですね何か昔、それこそ僕の兄とtakejuneと三人でプライベートで集まってプロダクトを作ってたことがあったと思うんですけど...で、過去に2回か3回ぐらい一緒にプロダクトを作ってリリースしたけど誰も使われなかったっていう 笑

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takejune たしかに 笑

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shota 負の体験が結構大きくて、でいざ起業しますかと言ったときに...思い起こすと結構、僕のアイディアベースでプロダクトを作ることが多かったんじゃないかなって気がするんですけど、さすがに満を持して起業したときに、過去作ったように出して誰にも使われないみたいなサービスしたとちょっとやばいよねっていうのはあるし、フリマアプリの原型になるようなプロダクトを作って出そうと準備を進めたときに、やっぱりちゃんとこれ使ってもらえるか検証しようと思って立ち返ったってのは結構大きかったんじゃないかなと思いますね。

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shota さっきも話しましたけど広告を売ったりする事業やってたりするし、スマホとかねガラケーのそのブログのメディアでに広告貼ってもらう仕事とかも長かったんで、そういうの使ってる人が服を売ってたっていうのに気づいて、それを何で売ってるのかっていうのを特定してサービス使ってもらえる余地がないか調べ出したってのは結構大きかったんじゃないかなって気しますねー原体験的には。

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takejune なるほど。それを通してフリマアプリ「フリル」を作っていったときに、実際にある程度使ってもらえるプロダクトができたっていうところから、N1インタビューを継続的にするようになっていったっていう感じですかね。

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shota そうですね、それで会社のプロダクトを作る型みたいなのがなんか生まれた気がしましたね。

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takejune 具体的には、どういうふうにN1インタビューっていうのはやっていってるんですか?

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shota そうですね何かN1インタビューって、まずそのインタビュー相手を探すところから始めるんですけど、そのインタビュー相手も..誰でもいいかというとそんなことなくて、なんかちょっと言い方悪いですけど当たり外れ的なところも含めて、誰でもいいわけじゃなくて。できる限りその課題を抱えてそうな人、自分たちが仮説として持ってる課題を抱えていそうな人にアプローチするところから始まって、その人たちがインタビュー受けてくれるかどうかはちょっと別なんですけど...そういう母集団を探してアプローチしてインタビュー始めるところから始めますね。なんでその、探す段階からもうインタビューは始まっているようなところがあって。

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shota いざインタビューが始まると、僕が心がけてるのは解決したい課題ってやっぱり「特定の状況」で発生することが多いんで、もちろん「何でですか?」とかって聞くんですけど、「どういう状況でそれが発生するのか」みたいなことを特定するのに結構努めたりしますかね。

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shota 「どういう状況なのか」ともし想定した通りの課題があるなと思えたときに、「今どんな方法で解決してるのか」っていうのをなるべく探るようにしてますね。

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takejune 最初からある程度どういう人が、どういった課題を持ってるかっていう仮説自体は持っていて、それにマッチする人だったりとか、その状況に置かれてる人になるべくその状況、シーンのことをインタビューしていくっていう感じなんですね。

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shota そうっすね。で、今取ってる解決方法みたいなものを聞いた上で、その解決方法を...よく言われるのは「10倍自分たちがうまく解決できる余地があるか」とか、そういうのを探るようにはしてますね。なんで結構フリマアプリのときでいうと、ブログで服売ったりとかブログって別に服売るようなプロダクトじゃないのに、そういうことをしてたりとか、あとmixiとかでもね服売ったりしてた人いたと思うんですけど、そういうの見つけたときは僕めちゃくちゃテンション上がりますね。

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shota めちゃくちゃ不合理な方法とか、こういう状況のせいでこのプロダクトを使わざるを得ないとか、こういう解決方法しかできないみたいなのを見つけたときに、すごいテンション上がったりしますね。そういう人は僕は結構「インタビューで当たりを引いた」みたいな表現をすることが多いですね。

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takejune 今回でいうと、アナログなすごく手間のかかる方法でお金を管理していたりとか、デジタルで管理するのに挫折してしまってる人とか、そういう人を見つけたりとかっていうのがインタビューの中であったりした感じなんですかね。

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shota そうですね、もうちょっとマシに管理できてる人とかもいたんですけど、もう発行されなくなっちゃったんですけど、LINE Payプリペイドカードとかでね、生活費の管理してるような人たちも中にはいたりしましたし、あと未だに結構現金主体でやってる人とかもいましたし、いろんなパターンありましたね。

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takejune おそらく聞いてる人は堀井さんのインタビューテクニックを盗みたいなみたいなって思ってる方もいるのかなって思うんですけど、先ほど「今どういうふうに解決しているのか」を必ず聞くようにしているっていう話はあったんですけど、他に何かそのインタビューしてる中での自分なりのこだわりみたいなことってあったりしますか?

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shota いい質問ですね。何でしょうね...N1インタビューって、やっぱり状況をかなり細かく聞くんですね。何回やってましたかとか、その回数とかも聞いたり頻度とかをよく聞いたりすることが多いんですけど、やっぱりいいインタビューできたなって思うときは、相手がちゃんと心を開いてくれて、すごいこと細かく教えてくれたりしたときに、いいインタビューだったなって思えるときが多いんですけど。相手が心を開いてくれるかって、すごい短い時間で信頼関係みたいな作りあげないと駄目なので、何かできる限りそういう信頼関係がうまく構築できるような意識はしてますね。それに必要なってくるのか何かって言われると、なかなかやっぱ難しいんですけど「傾聴の姿勢」とかってよくいうことなんですが、人に物を聞くときの振る舞いとかっていうのは多少テクニックとしてやっぱあるんじゃないかなと思いますね。すごい細かいところは相槌細かく打ったりとかも姿勢からして、オンラインなんで最近は結構難しいなと思うんですけど...。相手の話をちゃんと聞いてますよとか、「あなたにこれを教えて欲しいんです」みたいな態度をちゃんとしっかりそれ取るとか、あとトーンの声の抑揚とかも含めて、傾聴する姿勢みたいなものはあって。聞きたいことを箇条書きにして淡々と質問していくみたいなことはあんまりしないようにしてますね。とにかく、相手の話しが乗ってきたらもうそれを深堀り、深堀り、深堀りするみたいなところ。ちょっと繰り返しになっちゃいますけど、傾聴の姿勢も交えて聞いていくっていうのは、結構心がけたりしてますかね。

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takejune なるほどなるほど。もしかしたらそれは、先ほど話していた営業のときに培ったトークの技術というか、相手の心のバリアを解いていくコミュニケーションみたいなものは関係するのかもしれないですね。

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shota そうですね、結構そういうインタビューは自分でも言うのもアレですけど、好きだし、あの得意な方かなとは思いますかね。なんかこれすごい脱線しちゃいますけど、父親も会社やってるんですけど、保険の会社やってて本とか出してるんですけど、なんかもうちっちゃいときからやっぱり保険売るのってやっぱり難しいんで、保険売るときって自分のライフスタイルとかね、家族のライフスタイルとか聞かないといい提案できないので、何かそういう本を出してたんですけど、ぼく大学ぐらいからそれ読んだりしてたりしたので、そういうのは何か地味に役に立ったのかなと思いましたね。そういう振る舞いを見てたりとかもしてたので。

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takejune すごく営業だったりとか、人となりやトークの技術が必要な業界ですもんね。保険っていうのは。

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shota そうですね、形のないものを売ったりするんで結構難しいのかもしんないっすね。

プロダクト/会社として今後の展望

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takejune ありがとうございます。今プロダクト4月の末頃にパブリックにオープンして、早2ヶ月ぐらいですかね2ヶ月少し経った状況ですけど、これからプロダクトをどういうふうに伸ばしていきたいなとか、会社をどういうふうに成長させていきたいなみたいな今思っているイメージみたいなのあったりされますか?

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shota 今はサービスがリリースしたばっかりっていうのもあるんで、基本的には今仮説として考えてる課題をちゃんと解決できてるかどうかっていうのを検証するフェーズだと思ってるので、少なからずこのプロダクトを気に入ってくれて、継続して作る使ってくれるユーザーを増やすっていうのが一番先決かなとは思いますね。

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shota 先の話で言うと、やっぱりお金の管理の問題はやっぱ解決できたらその周辺領域の課題ってまだまだたくさんあると思うんで、それはお金を...なんていうんでしょうね。今、僕の問題解決やユーザーとかって貯金を一切してなかったりするような方とかもいたりするので、本当に...話すと結構衝撃的なんですけど、宵越しの金を持たないとか、貯金という概念がまずそもそも存在しないような、とにかく入った給与分で生活くぐれればいいやみたいな発想でされてる方とかも(いるので)あとはリボとかね分割払いのにちょっともう片足突っ込みまくってるみたいな方とかも結構いらっしゃるんで、少なからず、キャッシュフローマネジメントができたら、お金を貯めるような習慣付けたりみたいなところも踏まえて、サービスの機能の拡大なのか、事業の拡大なのかとかはしていけるといいなとは思ってますけどね。

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takejune そうですね。人の課題を解決して、生活に変化を与えてできるようなサービスになっていくといいかなと思いますね。

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takejune 一方で会社の方はどうですか?

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shota 会社はですね...スタートアップということもあってもちろん上場を(考えています)。前回はね、会社をM&Aっていう形になりましたけど、今回は上場したいなと思ってそれを目指せるような体制もなるべく早いところから構築してるつもりではありますし、あとは最近の気づきではないんですけど、前に起業したとき振り返って、やっぱりいいプロダクトを作るにはいいチーム必要だなってのはやっぱ痛感しましたね。

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shota いいプロダクトってのは「問題解決できてる」って意味もそうですし、サービスとしてスケールさせていくっていう意味でも、やっぱりそこまで含めて「良いサービス」っていう定義をすると、やっぱりプロダクト作るにはいいチームが必要で、いいチームになるにはやっぱり会社の器という意味では、いい会社じゃないと、いいチームがやっぱ作れないので、そういうところを今回は意識しています。目指してるところもちろん上場とかですけど、どっちかっていいチームを作る上で、いい会社が作れるかっていうのは結構意識したりはしてるんじゃないかなと思います。それはもちろん会社のカルチャーもそうですし、カルチャーからくるプロダクトの作り方もそうだし、もしかしたらその会社の評価制度だったりとかそういうのもあるでしょうし。前回と違ってそういうとこはこだわってやっていきたいなと思ってますね。

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takejune そういった良い土台を作っていった先に、来てほしいメンバーってどういう人たちですかね。

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shota そういうカルチャーが強いってのもあると思うんですけど、僕らって問題解決志向が強いというか、よくSlackとかのコミュニケーションでも「それはユーザーの問題をちゃんと解決することに繋がるのか?」みたいなコミュニケーションをかなりよく取るタイプの会社だと思うので、何かいいものを作りたいとか、本質的な問題を見抜いて、それを解決するのにこだわってプロダクト作りたいみたいな人がいるんであれば、うちの会社は結構マッチすると思うんで、ぜひ来てほしいですし、簡単にでもいいんでなんかカジュアル面談とか申し込んで、会社の雰囲気知ってくれるといいなとは思いますけどね。

エンディング

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takejune ありがとうございます。もうお時間いっぱいとなってしまいましたが最後に何か告知等あればお願いします。

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shota 告知、リスナーの方向けの告知か。ちょっと採用っぽい話になってしまうかもしれないけど、今回僕らの2回目の起業ということもあって、前回もね、あのフリマアプリっていう、自分で言うのもあれですけど、結構世の中に名前を残せるようなプロダクトを作れたなっていうのは自信にも繋がってますし、今回はそのフリマアプリを超えるようなプロダクトにしたいなっていう気持ちも強いので、僕たちと一緒に「世界を変える」とは言わないですけど、少しずつ世の中を便利にしてそれが結果的には世界を変えるようなプロダクトになるようなところを目指して、プロダクトを作っていきたいなと思っているので、一緒に作ってくれる方がいるんであればぜひ会社に遊びにきてもらってもいいですし、話聞きに来てくれると嬉しいなと思いますね。

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takejune はい、ありがとうございます。近々ね、そのプロダクトの片鱗となるようなキラー機能ももうこのPodcastが出て間もなくリリースされるかなと思いますので、プロダクトの方もぜひ見ていただければと思います。第1回目のゲストは、スマートバンク代表の堀井翔太さんでした。ありがとうございました。

このインタビューに出てきた人

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takejune このブログの書き手。6月生まれのサービスデザイナー。「家計簿プリカ B/43」を運営するスマートバンク社の創業者のひとり。PodCast初心者。

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堀井 翔太 起業家。双子の弟。京都出身。スマートバンクでは開発・デザイン以外のなんでも担当。 趣味は読書とボードゲーム。 経歴: VOYAGE GROUP社(東証一部)へ新卒入社し、最年少で子会社社長に就任。 日本初のフリマアプリ「FRIL」を運営していたFablic社の創業者。2016年に同社を数十億円で楽天株式会社に売却。2018年の退任まで代表取締役CEOを経験。2019年にスマートバンク社を設立。